七本目 白線
誰かに教えて欲しい話を一つ。
一時私には他人の首の中間地点に両肩くらいの長さの絹糸みたいな白い線が見えていたんです。
最初は白内障の類かと震えたもののそうではなく、覗き込む角度が異なっても変わらず他人の首の同じ所に白い線が見えていました。
不吉の前触れかと思ったもののその人の不幸は終ぞ聞きませんでした。
無意味なものならあれはどういうもので何故あの時だけ見えていたのだろうといくら考えても私には分かりません。
それとも私が知らないだけで皆には見えているのが当たり前のものなんでしょうか?
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