作品名：「こちらニッポン」

ジャンル：小説　SF

作者：小松　左京

【紹介】

　この作品は、1977年に刊行されました。

　ある朝、主人公が目覚めると街から自分以外の人間がいなくなっていた。

　突然消失したのか、あちこちで事故が発生している。

　必死で他に人がいないか探す主人公。

　その時、電話ノベルの音が鳴った。

　この作品では、ヒロインがかっこいいです。

　小松左京先生はSFの大家ですので、ご存じの方も多いかもしれません。

　私が、この作品を読んで思ったことはSF小説というものはSFの設定などを奇をてらって見せるものではなく、ある状況下に陥った場合における人間というものを読ませるという小説だということでした。

　あくまで、人間が主役なのです。

　ネタバレを避けますが、最後の方のある家に行ったシーンが好きです。

　この作品はKindleにもなっているようですのでよかったら読んでください。

　あと、同じ小松左京先生の「日本沈没」が再びドラマ化すると聞きました。

　こちらも楽しみです。

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