(二)-3

 僕たち学生グループは数人ずつに分かれて、協力してくれる市民の家や隠れ家などに潜伏していた。

 僕のグループは僕を含めて七人だった。トリビシ大学の学生で恋人同士のセルゲイ・ヴァフタングとニーナ・プリマコフ。数学者を目指しているトリビシ大学のイルマ・ショータ。カヘティ国立大学の学生でデザイナーになることを目指していたデザイン学科のニコライ・ピロスマニ。トリビシ大学で経済学を学んでいた女学生、カティア・イラクリ。そして僕の妹で、カヘティ大学で生物学を学んでいた、エリザベート・イワノヴィッチ。そして僕を入れた七人だ。


(続く)

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