異世界転生6周した僕にダンジョン攻略は生ぬるい ~異世界で千のスキルをマスターした男、もう疲れたので現代でお金貯めて隠居したい~
第1603話 【エピローグオブ(この世界の)ラストクリスマス】猫と猫と竜人による前説
第1603話 【エピローグオブ(この世界の)ラストクリスマス】猫と猫と竜人による前説
本日はミンスティラリア魔王城から猫と猫と竜人でお送りします。
「どうもにゃー!!」
「……余は帝竜人バルナルドである」
「ぽーん。ステータス『早速むちゃくちゃやらされてる』をドラゴンマスターから獲得しました。おっぱいに格納します」
今回はクララパイセンとバルナルド様、そして瑠香にゃんの3人からお知らせがあるらしい。
是非ともご清聴たまわりたく、お願い申し上げます。
「にゃはー! 今、客席からグアルボンの角煮を頂きましたにゃー! これ脂っこくてこってりしてて、ビールに合うんだにゃー! こんなもんいくらあってもええですからにゃー!! バルナルドさん、大事にしまっといてにゃ!!」
「う、うむ。ところでクララちゃん。逆神六駆が申しておった。とあるイベントを忘れてしまったと」
「にゃんだって? 六駆くんも隠居ボケが始まっちまったのかにゃー? じゃあ、あたしが一緒に思い出してあげるぞな! どんな特徴言ってたかバルナルドさん、教えてにゃー!!」
「うむ。12月の末にあるイベントで、カップルがイチャコラするらしい」
「簡単だにゃー!! クリスマスだぞな!! その特徴はクリスマスで間違いないぞな!! 普段はカップルなんかいないすたみな太郎だってクリスマスになればカップルだけになるもんにゃー!!」
「ぽーん。ステータス『すたみな太郎に対する偏見に満ちた風評被害』を確認しました。瑠香にゃんが訂正しておきます。すたみな太郎は普段から大賑わいでカップル客もたくさんいます」
おわかりいただけただろうか。
メタ的トリオ漫才回である。
「余もそう思ったのだが。しかし、分からぬのだ」
「なにが分からんのだにゃー? その特徴はもうクリスマスで決まりだぞな!!」
「その日は全ての人が笑顔になるらしいのだ」
「………………………………。じゃあ、クリスマスとは違うかにゃー」
クリスマスです。
「だってにゃー。街は人だらけになって鬱陶しいし、SNSだってカップルよりもクリスマス死ね死ね団が増えるしにゃー。独り身の人はむしろ歯軋りする日だぞな。じゃあクリスマスと違うかー。だにゃー。他になにか特徴言ってなかったかにゃー?」
「うむ。余が聞いた話だと、24日の方が重要視される傾向にあるらしい」
「クリスマスだにゃー!! 世の中のカッポーさん的にはクリスマスって言ったらイヴなんだぞな!! イヴの夜にたっかいご飯食べて、デリバリーの配達員さんを酷使して、それで夜になったらチュッチュするんだにゃー!! 他になにか言ってなかったかにゃ?」
「カップルが24日に会えないと犯罪者が如き仕打ちをされるらしい」
「やっぱりクリスマスだにゃー!! 愛を確かめ合うと言いながら、愛している人がどうしても外せない用事があるって言ったらコツコツ貯めた好感度が一瞬で爆弾マークに変わるんだにゃー! 仕事だろうと残業だろうと、喩え冠婚葬祭だって許されんと聞くにゃー!!」
「しかし分からぬのだ」
「なにが分かんないんだにゃー? 他にも何か言っとったのかにゃー?」
「うむ。サンタクロースが大活躍する日、だと余は聞いておる」
「………………………………。じゃあ、クリスマスとは違うかにゃー」
クリスマスです。
「だってにゃー。ハローマックの新聞広告見ながらサンタさんにこのゲーム欲しい!! ってお願いする時代はとっくに過ぎ去ったんだもんにゃー。今のキッズがプレステ5とかスイッチ2とか欲しがったら、多分その子の家のサンタさんは引退宣言するぞなー」
「余が思うに、ゲームソフトを欲しがる子もおるのではなかろうか?」
「おらんぞなー!! サンタさんにむちゃくちゃ言って良い日なのにド安目でロンする子なんかおらんぞなー!! なんのためにキッズが11月位からお母さんのお手伝いしとると思ってるんだにゃー!! ソフトがあってもハードがないと始まらんのだにゃー!! 他になにか言ってなかったかにゃ?」
「……1年で最もおっぱいが揉まれる日だと」
「やっぱりクリスマスじゃないかにゃー!! クリスマスだぞなー!!」
「ぽーん。ステータス『酪農業は毎日揉んでる』と瑠香にゃんは苦言を呈します」
悲しいけれど、クリスマスです。
「たっかいご飯食べて、夜の8時間は乳繰り合う! それはもうクリスマスだにゃー!! もうクリスマスで決まりだぞなー!!」
「しかし分からぬのだ。クララちゃん」
「なにが分からんのだにゃー。クリスマスに決まったぞなー」
「だが、逆神六駆が言うには……クリスマス。では、ないらしいのだ」
「にゃん……だと……。じゃあクリスマスじゃにゃいぞな。バルナルドさん、それもっと早く言ってにゃー!! あたしがすたみな太郎ディスってる時、どんな気持ちで聞いてたんだぞな!!」
「す、すまぬ」
「じゃあ一体なんのイベントなんだにゃー?」
「それで、南雲が言うには」
「南雲さんが?」
「御用納めじゃないかと」
「いやそれ、12月28日だぞな!! ネオ国協発足式の日じゃないかにゃー!! 少なくともカップルはイチャコラせんぞなー!! どうもー」
「「ありがとうございましたー」」
クリスマスが今年もやってくる。
この世界最期のクリスマスが。
◆◇◆◇◆◇◆◇
バルナルド様が遊びに来たと思ったら台本渡されて「これ1時間で覚えてにゃ!!」とパイセンに無茶振りされたが、無事に偉大なるミルクボーイ風の漫才をこなされるに至らしめた。
これならば発足式で各理事が強制的にやらされるスピーチもどうにかやってのけられるのではないか。
そんな希望を感じさせられるバルナルド様の頑張りであった。
「余は……余は……!! 今日、コンバトリ火山に帰ったらすぐにナポルジェロとジェロードに披露して見せようと思う!!」
「ステータス『これは独りでやるものじゃない』を付与します。成功体験をすぐに失敗体験で塗りつぶそうとしないでください、ドラゴンマスター」
平日の昼間っからビール飲み始めたクララパイセンが言う。
「ここでお知らせだぞなー。諸君、この世界に一体どれだけのカップルが雨後の筍のようにニョキニョキ生えて来たかご存じかにゃ? あたしは知らんぞな!!」
「端的モード。メタ回なんだからちゃんとやれ。ぽこ。あとスポブラにビールこぼすな。ドラゴンマスターがこっち向いてくれなくなった」
「面倒だぞなー。つまりだにゃー。今回のクリスマス回、多分長くなるぞな。南雲さんがバックトゥザフューチャーしたくらいのボリュームになるにゃー。しかも全カップルはやらん可能性もあるぞな。露出の多いカッポーは省略するかもだにゃー!!」
スポブラに短パン。12月第3週の寒い時期なのにミンスティラリアは温暖なので1年中露出だけは多いどら猫が言っている通りです。
最後のクリスマス回は数多に増えたこの世界のカップルたちがなんやかんやするお話が続く。
そこに含まれるカップルの中には主人公とメインヒロインもいる。
この世界のラブコメというヤツをご覧に入れる最後の機会。
もはや途中退席をせよとは申しますまい。
見届けて頂ければ幸いである。
ちなみに猫と猫と竜人はミンスティラリアでクリスマスパーティーをする予定となっている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます