第21話 革命
「おはよう」
「おはようございます管理官」
現在西暦2500年、ここは国家公安調査庁時空管理局
100年前に日米共同でタイムマシンが開発された
主に過去の調査に使われていたが
20年前に何者かの手によってタイムマシンの設計図が奪われ
一般人でタイムマシンで過去や未来に行く者が出てきた
過去にタイムスリップして歴史を変える事は重罪であり
我々は日々時空間を行き来して取締りを強化していた
我々の味方は未来の管理官たち
過去が変えられ現在が変わり未来が変わるのに
不思議とタイムラグが発生するため
未来の管理官が現在の我々に指示を出し
現在の我々が過去の管理官に指示を出す
そんな中未来の時空管理局から緊急指令が送られてきた
日本の江戸時代で階級制度が逆転しているとの事
さっそく我々は江戸時代へタイムスリップした
そこでは全国のお城は破壊され
侍は全て奴隷にされ
農民や商人が社会の実権を握っていた
日本の江戸時代には・・・
士農工商そしてえた・ひにんと言う階級制度が存在していた
えた・ひにんは貧しい人や罪人を最下級に置いていたらしい
我々は捜査の上一人の人物に行き着いた
裁判所から逮捕状を取りその人物の元へ
自宅の納屋にはラボがあり案の定タイムマシンがあった
管理官
「時空管理局の者です」
犯人
「あぁあなた方が来たと言う事は私の作戦は成功したって事ですね」
管理官
「なぜこんな事を・・・厳密にはこれから行おうとするのでしょう」
犯人
「私はいわゆる被差別部落の者です。あの時代のあの階級制度によって
我々は・・・約1000年経っても社会からの差別・偏見の目は無くなりません」
管理官
「・・・」
犯人
「一度で良いから起こしたかった」
管理官
「何をです」
半日
「革命です・・・でもこの日本で革命なんて起こせないですね…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます