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    こんにちは。
    ちょっと前に古い(?)作品を少し読ませていただきましたが、少しずつ少しずつ風味が変わっているようで、でも根本のところは変わっていなくて、最新のお話もどれも素敵ですね。

    子ども時代は道に落ちている銀のパーツや角が滑らかになったガラスの欠片が拾いたくて仕方なかったですけど、このお話を読んでみると、いやいや確かに、持って帰るのは御法度と、教訓に感じます。

    最近、表の文字の潰れた一円玉を駐車場で拾いました。製造年は古くないのですが、これ、使えないよなぁと……(よく考えてみれば泥棒だし)、しかし神社のお賽銭にもまだ持っていっていません。

    おもしろいお話をありがとうございます。

    作者からの返信

    崇期様、拙作を遡って読んでくださったとのこと、ありがとうございます。
    胡乱症に苛まれながら描いていることもあり、自分では気づかなかった事や変化の有り様を、皆様からのコメントではっと気づかされることも多いです。

    神話においてしばしば、巨人や女神の骸が様々の物象の起源となることから、そこまで大層でない誰かしらもまた、斃れた後に何かを残すであろう、しかしそれは何かの起源というほどでもないだろうというような気持ちから書き付けた短い話でしたが、散らばったものの煌めきということを思ったとき、子ども時代、道端に溢れていた様々な光り物、そう言えばいつから見なくなったのか……ともふと考えました。

    関係ないですが、崇期様の幻想エッセイから興味を持ったミルハウザーの小説を今、幻に遊ぶようにして読んでおります。