第8話 犬の恩返し

ある日僕は近所の公園まで散歩していた


「やーいやーいバカ犬」 「まゆげ書いてやったぜ」 犬が少年達にいじめられていた


「やめなさい」 僕は少年達をしかり犬の頭を撫でつつ


「もういじめられるんじゃないぞ」 そう言って家に帰った


夜ふいに玄関のチャイムが鳴った

「どちら様ですか?」


「さっきあなたに助けられた犬だ」

「名前は鶴太郎」

「犬なのに鶴の恩返し、なんちゃって」


なんか偉そうだったが嘘をついてる感じじゃなかった


「おっおい勝手に家に上がるなよ」


「恩返しさせて貰うぜ」


オスの犬だったのか


「キッチン借りるぜ」 そう言うと何やら料理を作り出した


「ほら出来たぜ」 「まっまずい」


「風呂入るか?背中流してやるぜ」 「いたたたたもっと優しくしろよ」


犬は落ち込んでいた 「恩返しに来たのにお前に満足させられない」


意を決したのか犬は立ち上がり


「ベットに行こう」 「えっ」 「俺に出来る最後のコト♪最高の夜にしてやるぜ♪」


「まさか・・・いや。。。やめろぉぉぉ」


END

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