第47話「だいじなもの」

「みんな世界にひとりしかいなくて

みんなが世界にひとつしかない

そのひとだけの香りを持ってるんだ

ひとつひとつの だいじな いのちの

ひとつひとつの だいじな 個性

これ以上だいじなものが この世にあるかい

だから、ふーくんがふーくんらしくいたら それがいちばん えらいんだよ」

おばあちゃんの手は かたくて おっきくて おひさまみたいに みんなを包み込むのでした


「ありがとうね みーやちゃんを独りにしないでくれて」


ふーくんは こころの真ん中まで あったかい気持ちになりました・・

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