第3話 ねえ、私と

 オレはとりあえず、部屋の片付けをした。


 なぜか正座をさせられているオレ。


 チクショウ、ヤンデレさんがナイフをちらつかせやがるんだけど?


「ねえ、私と」


「うん?」


「ねえ、私と付き合わない?」


 え? これって本当にどういうわけ? もしも、断ったら、オレ、どうなるの?


「わかった! 付き合うから、そのナイフをなんとかしてくれ!」


「うふふ♡ これで決まりね? それじゃあ、明日ね?」


 ヤンデレさんはそう言うと、オレの家から帰ったみたいだ。ヤバい。オレ、命の危険を感じるんだけど? けれども、ヤンデレさんはどちらかと言えば美少女の方に入る。うーん? よくわからない。

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