第49話 光はふるふる

ラインにふるふるってあるやん。あれ使ってないから一回やってみたい。え、あなたラインしてないって言ってたよね?分かったから離して。ラインはあるけど全然見ないから死んだと思ってる。二次元の私は。なんか勝手にグループとか作られてるし入った覚えないからね。中学のときの友達とかもう会わないフラグしかないし。あのノリが苦手。あんまり会わなかったから気にならないんだけど男子に混ざるのは無理。会話が続かない。写真よりメッセンジャーアプリの方が苦手。写真は撮る方だけど。ラインは苦手なんだいらんくはないけど。会わなくなったらやっとどんな存在かわかる。ダブルデートだかなんだか知らないけど私が送っても外に出ないくせに他の女のいうことは聞くとか最低だな。もういいよ私には少女漫画のヒロインがいるもん。嫁だし。ラインでは暴力的な言葉遣いだし怖いよ巨乳の人。私小鹿みたいに震えちゃう。別に付き合うとかしなくていいし離れられるくらいでいいだろ。でも無視するのは違うでしょ。彼女が好きだと言ってくれたから付き合うとか義務じゃん。付き合うのは買い物とかでいいの。重い荷物は腰いわすから片方重い方持ってもらいたい自然に。種山ヶ原の雲のながで刈った草は、どごさが置いだが、忘れだ、雨ぁふる

牧歌にも「ふる」がある。ドレミで成り立っているのでオルガンをちょっと触ったくらいの佳乃でも弾けそうな曲である。東北の方言って濁点多いね。推しが喋ってるとおもうと萌える。雪国が育てた肌の白い美人。追いかけてみればなくなるのは雲じゃなくて人の心じゃないでしょうか。今日の空は工場の空気か何かで汚れてた。だんだん書くのが遅くなる。「まるで太陽と月と私とあなた」針でつついたら弾けそうだから各々自由に弾けてればいい。ラジオをつければ君の一人ごとが聞こえてきたんだ。自分一人だと偏ってしまうから一緒に否定し続ける。普段は聞かないポップスや世代が違うDJの話が聞きたくなって深夜に付けたラジオから近くに住んでる知らない人の誕生日を祝う声がした。私も君も誕生日がなかったら存在してないはずだった。特に私は不安定なところにいたからちょっと間違えば生まれる前に死んでた。クラブとかバーって危ないよ。ライブも遠いとやばいけど。意味なさそうでも早口で助かる。近所の人の耳障りの悪い声まで聞こえなくする。うん参考になるわ。何か書けそうかも。家の前通るのやめて欲しいんだけど。男の声って苦手。携帯は今日も見ない。

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