赤ヘル興亡記 2021

コトボシ チェリバー

弥生の章

昭和96年弥生26日 開幕の日

 約3ヶ月ぶりに停戦協定が終了することになった。

 もはや、大読売帝国にセ界を任せられないという佐々岡大統領は、まず戦力立て直しと調整のために首都マツダに中日民国の軍勢を召集し演習を行うことを決めた。

 手始めに昨年よりオーバーホールさせていた軍用カピバラ弐号機の状態確認が必要であった。

 序盤西川騎馬隊や菊池忍軍の功績があり戦局は有利に進めて行った。

 軍用カピバラ弐号機の状態もよく7の刻まで運用は順調に進んでいた。

 しかし、8の刻、中日民国の包囲網に捕まってしまい、やむなく塹壕戦に突入。

 吸血鬼ブラッド卿や風使い島内などが防衛に失敗する始末であった。

 終盤、酒蔵の密造酒で菊池忍軍の士気を高めたが戦局は返る事なく演習序盤を落とす始末であった。

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