第37話 魔族に会いたい
そろそろ魔族のいる地帯かな、いきなり猛スピードで近づいたら警戒されるかもだし…ここからはゆっくり歩こうかな。
まだ何ら景色は変わらない…と言うか妄想ではもっと禍々しい瘴気が渦巻いていて
枯れた木やボロボロの建物ってイメージは早々に捨てたほうがいいかも知れない。
だって綺麗だもの景色。
ちょっと小高い丘がありそこで少し休憩してると中々のオーラを持った何かがこちらに飛んでくる。
やがてココに地面を割りながら到着した。
「やぁ、わらわは魔王ソニアじゃ、そちは雷帝だな?」
赤い髪にツインテール、ちょっと…いやかなり露出の多い服装をした魔王を名乗る幼女が降り立った。
うん、まぁ強いし魔王なんだろうな…幼女だけど。
「はい、雷帝とも呼ばれてますね。ステーシア国の第2王子ユーキ・フォン・ユリウスです」
「よいよい敬語はいらぬし、わらわはソニアと呼べばいいぞ雷帝」
「…わかったよソニア、よろしくな」
「よろしく雷帝、所で何しに来たのじゃ?のじゃ?」
のじゃロリって奴かな。可愛いなー。
「うん、俺魔族の事よく知らないんだよね、…で、近い内に仲の良い国の王同士で、俺の転移魔法で作った国…ユーキ国で遊んだり会議したり美味しい物を食べたりするんだ。その前に魔族の王とも会えたらいいなと思って」
「ずるいのじゃ!わらわも参加するのじゃ!大臣達を説得するのじゃ…でもその前にそのユーキ国とやらに少し行ってみたいのじゃ」
「ソニアがいいならいいよー、じゃあ行くね…転移」
「おおーこれがユーキ国かや?あそこにおるのは何者じゃ?魔力がまるで感じぬのじゃ」
「ああーここは受付ロビーといって、そこのアレは受付用のロボットって言って作り物の喋ったり動いたりする人形だよ…こんにちは、食事処は何処って聞いてみて?」
「食事処はドコなのじゃ?」
「フードコートは2階、宴会場は3階になっております」
「おおーすごいのじゃ、ロボットすごいのじゃ。あの階段でいいのか?」
「うん階段でもいいし、そこの扉からでも上がれるよ」
「ほほう、扉が気になるのじゃ」
「うん、じゃーこの四角い2階のボタンを押してみて?」
「うむ、おお‥開いたのじゃ‥入ってよいのか?」
「いいよ。じっとしてれば着くから」
「ほへぇ面白いのぅ我が城にもこの扉欲しいのう」
「いくらでも協力するよ、大臣達がいいなら」
「むむ、わらわがいいのなら大丈夫なのじゃ!これでも210歳なのじゃ」
「それはごめん、じゃー折角だし何か気になるの食べる?、各ロボットに言えば出してくれるよ」
「食べるのじゃー…、ハンバーガー?が気になるのじゃ、ハンバーガー1つくれ」
「ハンバーガーがお一つですね、単品で200円になります」
「200円とはなんじゃ雷帝」
「ああ俺の世界の通貨だよ、はいこれとりあえず200円」
「うむ、ありがとなのじゃ。しかし通貨が違うのか、面倒じゃの」
「さっきの1階の受付で金貨と交換できるよ一応」
「うむ、後で交換するのじゃ、そして美味いのじゃ…このハンバーガーとやら」
「美味いよねー俺もそれ好きなんだよね、俺のお勧めはダブルチーズバーガーだよ。あとポテトフライもお勧め」
「うむ、色々あって迷うのじゃ…のう雷帝、わらわも転移は使えるのじゃが……その、たまには来ても良いかの?」
「いいよー1人で来ててもいいし、これスマホと説明書ね。これがあればいつでも俺と連絡とれるから…はい、これ俺の連絡先が入った名刺」
「おおーすごいのじゃ、嬉しいのじゃ。雷帝はいい奴なのじゃ‥なぜそこまでしてくれるのか?わらわに惚れたか?結婚でもするかや?」
「ブフォッ‥。いやいやごめん、つい。ソニアは可愛いけど俺にはもう2人嫁がいるしな。会ったばかりだけど、なんか気が合うんだよ。いますごく楽しくて」
「そうか気が合うか、わらわも楽しいぞ?‥ふむ、脈はありそうだしこれからじゃな」
「ははは…」
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のじゃロリ大好きです‥ハーレム入りするかは決めてません。
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