第5話 謁見

ハヤト達は王が居る執務室まで来ていた。

「ルイよ、お前は誰の生まれ変わりか?」

「はい、私はレノ・フォン・コーラルです。コーラル公爵家の長女です」

「なに、コーラル公爵家だと」

「陛下ご存知ですか?」

「400年前稀代の聖女を生み出した家だよ。ちなみに今もコーラル公爵家は存在する。場所はイングラ帝国だよ。」

「本当ですか?私そこに赴きたいです」

「レノと言ったな?」

「はい、」

「ルイはどうした?」

「ルイ様は私自身ですよ、レノからルイとして生まれ変わったのだから。そしてハヤトでもある」

「そうか……」

「では馬車を用意せよ、レノ殿達を帝国えと向かわせろ」

「はい」

と宰相は頷き騎士達を主導した。陛下は早馬でその趣旨を帝国へと親書を送った。

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