必要不可欠であり、嫌いなあいつ
闇野ゆかい
第1話プロローグ月のようなあいつは気に入らない
月は好きだ。
けれど、月のような
夜空に浮かぶ一際大きく輝き続ける月は好きだ。暗闇の中、小さいながらも光を放ち、懸命に輝く星も好きだ。
癪ではあるが、
男女二人組アイドルユニット『Dreamofthesummit』は、神影翔と涼梨麻里奈の二人、俺達だからこそイキイキと活動できている。
歌って、踊って、喋って、練習に励み、二人で舞台に立ち、スポットライトを浴びている。
喧嘩は絶えないけれど、涼梨と上を目指していく今が──これからが楽しくて仕方ない神影翔。
暗闇に引きずり込まれそうな俺を涼梨が手を差し伸べ、引きずり上げてくれた。
まるで月のような輝きを放ちながら──
俺は、そんな涼梨と活動出来ていることに幸せだと感じることが度々ある。
アンチをぶっ飛ばす勢いで、これからを生きていく。
相方の涼梨麻里奈と共に──
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます