第5話

奏太は一度履いた靴を脱いで部屋にもどった。合コン仲間からはやんやと鳴る電話。


ほどなくはづきが現れた。


「はじめはミッションだと思ってた。」はづきが口火を切った。


「だけど、あなたをプロデュースしていくうちに、だんだん気持ちがこもっていって、、、。気づいたら奏太を手放したくなくなった。プロデューサー失格よね。」


「でも、はづきさんには彼氏がいるんじゃ、、、。」


「そうなの、だから私も戸惑ってたの。」


「どうするんですか、彼氏さんのこと。」


「別れる。」


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