「そうだな　俺もそう思う」そう言ってスーツの中に隠しているリボルダーから銃を取り出しだしたジェローム

「危ないから　しっかり捕まって」ジェロームは二人の少女にそう優しく一言

「・・あ、は、はい」「は・・はい」

「運転を代われナッシュ　いやナジム」ジェローム

「あーはい、はい」素早く席を移動するなり　見事な運転をするナジム

右に左に小刻みに動き　次にはスピン

またもスピン　ぐるんと車を廻して　一回転　それからドリブル

有栖と手毬は　真っ青であった

「きゃあああ」有栖「神様、仏さまああ」手毬

泣きながら　車の端に二人は掴まっていた

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