障害者のちょっとした歓喜が命の大切さを教えてくれる

緊急事態宣言下でテーマパークもダメ、映画館もダメ、博物館もダメ。コロナ禍は行楽を一気に奪ってしまいました。

健常者なら家で読書、映画、ゲーム、調理、トレーニングその他、楽しみ方があります。障害者となるとただでさえ家にこもりがちで運動不足になります。

お金を使わずともショッピングモールを歩いてもらったりイートインコーナーで食事を楽しんでもらったりできるのですが、それは荒天時の選択肢であります。

やはり障害者だって外でのびのびしたいと思います。

ガイドする定番コースとしては鉄道関係の公共施設、専門ショップなど人気ですね。

しかし、このご時世、そうもいかないので。

そこで今、ガストで配布している小皿が障碍者のちょっとした楽しみになるようです。

レシートを集めると絵皿と引き換えできるのですが、それがどうも楽しいらしく「絵皿、今日は絵皿がないのか?」と催促されます。

障害者はグッズのコレクターが多いですね。

最近の外出コースにはガストが必ず組み込んであります。

「ガスト!お皿貰った!ガスト!」

そりゃあもう、この世の春かと思わんばかりの喜ばれようで。

「お皿、今日も貰った!」と何度も報告されるのでよっぽど嬉しいんでしょう。


人が生きているということ。命がそこにあるという事を改めて実感させられます。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る