(二)-4
「わざわざ会って話すって、そんなことだったのか?」
「そうよ」
「だったら署で話したのに」
実際には、話してやれることは「わからない」という返答だけだが。
「仕事じゃないのよ。ちょっと気になって」
「また、なんで」
監察課は警察庁にあり、警察庁内と各県警本部内の監査を行う。不正行為や労働環境などのチェックを行うのだ。その監察課にいる法子が、そんなことに興味を引かれる理由に見当がつかなかった。
「比寄組って、あなたが今いる川居警察署管内を縄張りにしているんでしょ」
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます