(二)-5
「そうするのが一番いいんだから」
「あなたのためなのよ」
「もっと努力しなければダメよ」
「お友達に追いつけなくなっちゃうでしょ」
「なんでできないの? 真面目にやっているの?」などだ。
結局、高校受験では音大の附属高校を受験した。でもまたも合格できなかった。僕は地元の公立高校に進学した。ピアノと受験勉強の日々はその後も続き、今も続いている。
そしてこの日を迎えたのだった。
一通り怒られた後、ママは仕事に行くために先に会場を後にした。僕はピアノ教室の仲間である宮守衛護と双子の新里綾音・詩織姉妹とともに家路についた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます