(二)-4
松崎が交通事故に遭うなんて思わなかった。でもまあ、放課後は部活をサボって街に出ていたらしいから、そういうこともあるか。でも入院までするってことは、かなり酷い事故だったのだろう。
そういえば、その日、明も夜八時に帰ってきた。それと何か関係しているのだろうか。まあ、そんなこともないか。
しかし、そのことに気づいた私は、ほんのちょっとだけ気になって、教室にいた木下に声をかけた。
「なんだよフサフサ」
「だからフサフサじゃないって言っているでしょう」
(続く)
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