両手に花なんざいらね

霞花子の日記〈キャラクター〉

霞花子（かすみはなこ）

　童顔で声がハスキーボイスな為、服装によっては女子と間違われるほど可愛い。

　そのお蔭で[先輩]に勘違いされ、告白までされた経緯もあり、ホモじゃないかと噂される。

　陰キャ、拗らせ、幼馴染とのトラウマで女性に対して一歩引いた物事の考え方をしている為に、幼馴染の時雨崎姉妹の告白を素直に受け入れない。

　裏設定で御神木が祀られた神社の跡取りは代々女性の名前を名付ける風習が霞家にあるため花子になった。

霞昴（かすみ すばる）

　霞花子の妹。

　ゲームが好きで、菫のように限定したジャンル以外もやる。

　動画配信者として活動しており、名前は自身の名前から[プレアデス]をひらがな読みにしてハンドルネームに使っている。

　1度ハマり出すと、トロコンやクエストコンプ、全キャラのカンストなどやり込むので、ソシャゲは1つだけ絞ってやっている。

　楠月花を自宅に招いては格闘ゲームでボコボコにして雑魚呼ばわりするのが趣味。

時雨崎杏（しぐれざきあんず）

　霞花子の幼馴染。

　菫とは双子の姉妹で姉。

　美人で外面も良く、成績優秀な模範的な優等生を学校内では演じている。

　だが、陰で草壁茜が絡むと途端に喧嘩が始まる。

　霞花子にトラウマを植え込んだ張本人であり、幼稚園から始まり小学生、中学生、現在に至るまで霞花子に片想いしている。

　照れ隠しで、花子に対して無自覚なトラウマを植え込んだので本人は気付いていない。

　朝がかなり弱く、菫に起こされないと学校に遅刻する。

　料理が壊滅的だが、空手をしている。

時雨崎菫（しぐれざきすみれ）

　霞花子の幼馴染。

　双子の姉妹で妹。

　人当たりが良く、温厚で料理が得意。

　聞き上手なのでクラスから良く相談されている。

　姉妹仲が良いが、杏同様に菫も霞花子に好意を持っている為複雑な心境。

　ゾンビが大好きでゲームや映画等、ゾンビが出てくる作品を必ずやったり、見たり。

　その他、格闘ゲームをしているので霞昴とは頻繁に対戦している。

　マナーが悪い、荒らしの連中などにオンライン対戦中遭遇したら口数が減り、豹変する。

草壁茜（くさかべあかね）

　霞花子とは高校入学から知り合い友達になる。

　六歳の歳が離れた兄が有名な不良グループだったこともあり、それを理由に中学生の時に陰湿ないじめを受けたことがあった。

　人に無関心を装う一方で、菫や昴など知り合った人間には親身になるなどの一面もある。

　霞花子に自分の夢を言う場面で挑発されたことで触発し、自分の夢を叶えるも霞花子にはまだ黙っていた。

　隣の市から来た。

　高校入学当時は中学の反省からクラスで孤立しようとする。

　恋愛などの免疫が皆無な為に度々混乱する。

　時雨崎杏が訳あって嫌い。

　楠月光とは従兄妹で、今は下宿させてもらっている。

楠月光（くすのきげっこう）

　見た目は眼鏡の理系の美男子。

　甘いマスクを持ち、高身長、学年成績は常に1番をキープしている秀才。

　しかし実態は厨二病を拗らせた重度のオタクで変人。

　後輩に告白されるも付き合って1週間で振られてしまう。

　霞兄妹と時雨崎姉妹とは小学からの腐れ縁で、何故か霞昴に好かれている。

　極度の運動音痴で体育などの授業は運動すると貧血を起こすなどの理由で1度も出ていない。

　草壁茜の兄に事情を聞き、頼まれていた事もあり茜を心配する。

　レトロゲームをこよなく愛し、昔は格闘ゲームが得意だったが今となっては昴と菫に勝てず悶々とする中、日々陰で練習している。

橘輝道（たちばなてるみち）