おやゆび姫……何故?

 私は小さい頃こそ物語が大好きで、童話もワクワクして読んでいました。

 そして、特に好きだったのが『西遊記』と『オズの魔法使い』というのは以前にお話したとおりです。


 逆に、好きなんだけれど子供心にモヤッとしていたというか、ラストに納得いかなかった物語も幾つかあります。

 

 そんな納得いかない系の童話の最たるものが『おやゆび姫』です。

 

 マザコン、自分の意見がない、お金だけはある…… そんな彼らがフラれてしまう顛末は残酷だけれど、分かる気がするのですが……。


「ええっ! 何故、そこで王子を選ぶ⁉︎ ツバメはっ?」

 となった乙女(当時)は私だけでは無いはず。

 

 地位も権力もお金もあるイケメンがやっぱり良いのか、姫よ。

 大人になった今読み返しても、とにかく切ない……。

 メルヘンを装いながら、そういった悲哀を伝える寓話だったのか。

 さすがアンデルセンと言うべきか……。

 


 そんな長年のモヤモヤを、5分で読書コンテストでぶつけようとしたのですが、「秘めた恋」寄りにしたら、『おやゆび姫』とは似ても似つかないラブコメ調になってしまい、苦戦中です。


 無事完成したら、どこがおやゆび姫じゃ! というツッコミと共にお楽しみください。


 

 

 

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