あづきさうし

たけのこ

　春の味覚で私が楽しみにしているものの一つに「筍」があります。

　特に、西の方に嫁いだ叔母が送ってくれる筍が美味しくて、毎年到着を心待ちにしています。

　えぐみがなく、甘味が濃い絶品筍。

　下茹でしている時から、香ばしい匂いが部屋中に広がります。

　思わず、茹でただけの筍をスライスして、パクッと食べてみたのですが、流石のお味。甘味と上品な香り、程良い歯応えが堪りません。

　信じられないかも知れませんが、糖度計で測りたくなるくらい甘いのです。

「下処理が面倒やから、申し訳ないわぁ」

　お礼の電話をすると、叔母は毎年そう言うのですが、筍を剥いたりする作業、私は結構好きだったりします。

　穂先を切り落とした時の、年輪のような断面を見るのも、クルクル皮を剥いて、白い身が現れる工程も、楽しかったりして💦

　筍は、炊き込みご飯や煮物、そして叔母に勧められたステーキ風（ニンニク&バター&醤油で焼く)で頂きました。

　やっぱり筍は美味しい！

　西の国の筍はまた来年のお楽しみですが、ゴールデンウィーク明け頃からは、磐梯竹ともいわれる地竹のシーズンが始まります。

　こちらは細竹で、また違った魅力があるのでワクワクです。

　誰か採ってきてくれますように（←自分では行けない💧　)。