木の寿命
我が家の桃の木が寿命を迎えています。
珍しい品種で、とても甘く上品な味、緻密で歯応えある果肉の実をつける最高の桃だったのですが、桃の木は寿命が短く(この品種は特に短く)数十年ですっかり老木になってしまったのでした。
大事に延命させてきたのですが、骨粗鬆症のように弱ってきており、雪で枝が折れたり、実の重さに耐えきれず折れたり…… いよいよ限界のよう。
杉や欅などは数千年、松は500年以上。人と比べたら悠久の時を生きるような寿命の長い木もありますが、桃の寿命は50〜60年程度だそうです。
寂しいけれど、名残を惜しみながら、今年の桃の実を有り難く頂くことにします。
そういえば、ソメイヨシノの寿命も60〜80年程度で、戦後、各地で植えられた桜が寿命を迎えているのだとか。
地元のお城の桜も施肥や土壌改良を行い、木を元気にしようという取り組みがなされています。
全国の桜の名所では、きっと延命措置や世代交代が行われているところなのでしょうね。
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