あづきさうし

春はあすぱら

　ぐんぐん高く伸びゆくみどり、とても甘くて、茹でたり揚げたり焼いたり、もっと食べたくなる。

　5月はアスパラが旬。

　大きくて甘い露地ものが出回る季節です。

　立派なアスパラはやっぱり塩茹でがいい。

　香りと甘味が存分に味わえます。

　ちょいとマヨネーズをつけても美味しい。

　まだ出荷出来ない、細めの若い株のアスパラを頂くことも多いため、この時季の我が家の食卓にはアスパラの卵とじや、アスパラの味噌汁が頻繁に並びます。

　私は穂先よりも真ん中位の所の方が好きなので、穂先じゃない方を選んで食べてしまいます。

「なんだべ、成長点にギュっとエネルギーが詰まってて、ココがうまいのに。」

　じいちゃんには毎回そう言われるけれど、穂先は私には味が濃すぎて……。

　でも確かに、アスパラギン酸は穂先に多く含まれているそうです。

　この成分は、体内の新陳代謝を促し疲労回復やスタミナ増強などに効果があると言われています。

　アスパラの成長は早く、一日に5〜6センチ位伸びたりします。

　そんな生命力に溢れたアスパラ。

　最近お疲れという方は、旬のアスパラに元気をもらってみてはどうでしょう。