第191話 昔の俺3
それでも俺は一生懸命に仕事をした。
自分の居場所が出来たように思えたから……食べていく以上に、自分が求められている実感が沸いて、俺の空いた空っぽだった心の奥が満たされる喜びに俺は踊っていた。
「……健太郎、部屋が綺麗だってお客さんが喜んで帰ってったぞ! よくやったな! 客に褒められるのが一番の目標だからな、次は何処で褒められるんだろうな。次も頑張れよ!」
幅1.5m程の狭い廊下ですれ違った店長が俺を見ながら嬉しそうに頭をなでて言った。
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