ホウボウというお魚
★今回3月13日分のメモから作成しております。
3月13日なのに店内アナウンスはもう母の日モードです。
相変わらず気が早い。
◆
「衣料品の方、本日買ったワンピースが袋に入っていないと電話が入っています。
外線1番。 対応お願いします。」
最初のインカム通信ですが、ちょっと待った。
このお客様、他にも商品を買っているみたいなので、ワンピースのみ入れ忘れとか考えづらい。
決めつけはよくないのですが、多分家のどこかに置いてあるか、車の中にあると思います。
お客様との電話の内容はわからないので、どうなったのかはわかりませんが。
◆
「牛脂はどこにありますか?」
お客様からのお問い合わせですが、取り扱っているのはわかるけどどこにあるかまではわかりません。
なのでインカムで聞きます。
「すみません。 お客様からのお問い合わせで、牛脂を探しています。
牛脂です。 どのあたりにありますか?」
「売り場にないですか?」
をい、分らんから聞いているのになんじゃそりゃ。
「すみません。 どこにあるかわからないので聞いてます。 どの辺にありますか?」
「狼さーん、今行くねーー。どこにいる?」
「畜産の牛と豚の間辺りにいます」
湯浅さんが助け舟を出してくれました。 よかったよかった。
◆
「自転車のカギをなくして、ゲージから出せなくなってしまったのでどうしたらいいですか?
とお客様から言われたので、サービスカウンターにお連れしています。
対応お願いします。」
斎藤さんからインカム発信です。
どうするんでしょうね。 まあ、鍵なくしても持ち上げれば自転車止めのゲージからは出せるので、
出した後はお客様が車で拾いに来るなり、鍵がかかっている車輪を持ち上げながら歩いて帰るしかないのかと。
あ、自宅に合いカギとかあればそれを持ってくれば何とかなりますね。
てか、その3つしか選択肢はないと思うけど、「どうしたらいいですか?」ってこちらに何を期待しているのかしら?
あれ?そもそも鍵の落とし物がなかったかの問い合わせインカムは来ていなかったような気がする。
お客様、大分混乱していますね。
◆
「スポンジありますか?」
50歳前後の男性のお客様からのお問い合わせです。
先に言い訳をしておきます。
聞かれた場所が悪かった。
「スポンジ。 ケーキのスポンジですか?」
「あ? スポンジだよ。スポンジ」
「……失礼いたしました。 洗い物のスポンジですね。」
性別と年齢層を考えればケーキのスポンジのはずがないよね。
2Fの取扱商品なので、今日はもうお売りできません。
◆
「そばつゆどこ?」
「ぎんなんどこ?」
今日は50歳前後の男性からよく問い合わせが来ます。
そういう日なんですかね。
◆
「本日、ホウボウというお魚が余っています。
ホウボウというお魚です。 おいしいよ。 買って行ってねーー」
いつもの閉店前のインカム営業が今日も来ました。
てか、ホウボウって魚がよくわからないんだけど。 ついでに葛西さんおいしいかどうかホントに知ってる?(笑)
今回こんなところで
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