第6.5話 意外なことに、雫優桜にも会話はできる。

【桜屋敷 かなみ】


 羽瑞希は放課後以外だったらいつでもいいってさ> 


<おっけー


<そしたら、ちょっとまだ先なんだけど、来週の月曜日の朝って言っておいて


<ねこチャンのスタンプ


              明々後日か。了解。>   


    あと、一つお願いなんだが、ほんのちょっと

     でもいいから雫さんと話させてほしい。 >


<んー、ダメって訳じゃないけど、


<ウチにも全然話してくれないんだよ?


<ハナヤちゃんが話しても、あんまり意味ないと思うけど。


まぁそうなんだが、出来ることはやっておきたい。>  


……… 二時間後 ………


<多分意味ないけど、時間作ってあげる。


<明日、土曜日だけど、どうせハナヤちゃん暇でしょ?


<ウチは部活あるから途中参加になっちゃうけど、それまでの時間、どこで何するかは二人で決めて


<まぁ、人見知りの優桜がハナヤちゃんと二人っきりで会ってくれるとは思わないけどねー


<はいこれ。優桜の連絡先


          言いたいことは色々あるが…。

            とりあえずありがとな。>


<あっかんべーするねこチャンのスタンプ


―~―~―~―~―~―~―~―~―~―~―~―~―


【羽瑞希 3月3日】


   前言ってたやつ、来週の月曜朝って桜屋敷が

   言ってるんだが大丈夫そうか ?     >                             


<もちろん!


<そういえば桜屋敷さんって陸上部だったよね?部室隣なんだよね!


                  そうそう。>


   月曜はその陸上部の部室来てほしいってさ。>


<了解!何時くらい?


      07:55分までには行った方がいいかも。>


<おっけー!その日、灯弥はどうするの?


  まだ分かんない。ちょっと向こうに聞いてみる。>


<GJする、うさぎチャンのスタンプ


―~―~―~―~―~―~―~―~―~―~―~―~―


【雫 優桜】


   こんばんは。雫さんの連絡先で合ってるかな?>


 明日の件について話したくて教えてもらいました。>


<了解です。いつもお見かけしたとき、ちゃんと話すことができなくて本当にごめんなさい。m(__)mこちらでならば、お見苦しいところをお見せすることも無いと思いますので、花浅葱先輩はかなみちゃんと話すときと同じ感覚で、連絡していただいて大丈夫です。(^o^)/


<そんな事より予定の話でしたね。(; ・`д・´)花浅葱先輩さえよければなんですが、かなみちゃんが合流するまで、もしお時間がありそうでしたら、お昼ご飯を一緒していただいてもよろしいでしょうか。(´・ω・)?お恥ずかしながら、少し行ってみたいお店がありまして…。(>_<)


全然大丈夫!見苦しいとか思ってないし。了解!

雫さんもそこまで堅苦しい感じじゃなくて大丈夫だよ。>


本当に大丈夫?俺は良いんだけど、無理してないか?>


<お世辞でもそう思っていただけていたならよかったです。( ;∀;)いや、そこまで失礼なことはできません!それに私、敬語の方が話しやすいんです。お気遣いありがとうございました。


<はい!無理してません。( ´∀`)bどちらかというと、私なんかに花浅葱先輩を付き合わせてしまって申し訳なくて…。(/ω\)先輩こそ本当に大丈夫ですか?(´・ω・)?


いやいや、別に俺はそんな立派な存在じゃないって。>

あぁ。俺の方は本当に大丈夫だ。


そしたら、明日何時位にどこへ向かえばよさそうだ?>


<そうですね。中後津駅なかこうづえき鷺前線さぎまえせんの改札出たところに12:30位でも大丈夫でしょうか?(´・ω・)?


了解した。明日は桜屋敷が合流するまでよろしくな。>


<こちらこそ、よろしくお願いいたします!(。-_-。)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る