機巧探偵クロガネの事件簿／ｍｅｍｏ１

登場人物紹介①

〈五月雨〉

　はい、皆さんお待ちかね。登場人物紹介のコーナーです。

　ここでは作中に登場したネームドキャラを中心に、詳しい設定解説を行っていきます。

〈莉緒〉

　まずは『機巧探偵』シリーズ全体で出番の多かったクロガネ、美優、真奈、出嶋、清水を紹介するわ。

〈五月雨〉

　と言っても、生年月日や血液型、身長体重などの細かいデータは現時点で特に考えていません。

　身長や誕生日くらいはいずれ明示するとは思いますが、今回は無いものだと思ってください。

　〈莉緒〉

　……ざっと見た感じ、名前と年齢、簡単な経歴にイメージ元となった元ネタとかを紹介しているわね。

　それでは早速行ってみようっ。

　＊＊＊

・黒沢鉄哉（くろさわてつや）（21）

　通称クロガネ。本作主人公。鋼和市北区の一角にあるクロガネ探偵事務所の探偵。

　ラノベ主人公における【強さと決断】を担当する主役の片割れ。

　かつては獅子堂家専属特殊親衛隊、通称ゼロナンバーに所属していた〈アルファゼロ／アサシン〉のコードを持つ凄腕の元暗殺者。

「己の全てを懸けて目標を達成する」という強い信念を持つ。

　外道な悪人には冷酷かつ無慈悲な一方で、味方や身内には穏やかでお人好しという二面性がある。面倒見も良く家事も一通りこなせるが、これは家計が常に火の車で節約のためと必要に迫られた感が強い。

　ビジュアルは『ペルソナ５』の主人公ジョーカー（※10）を青年期まで年を重ねたイメージ。また、桐山漣主演のドラマ『コードネームミラージュ』の主人公ミラージュ（※11）も参考にしている。

　※10『ペルソナ５』

　アトラスの代表作にして大人気ＲＰＧ、『ペルソナシリーズ』ナンバリング第五作目。

　社会や理不尽な暴力などに虐げられた少年少女たちが、異世界で覚醒した「ペルソナ」能力を駆使して世直しをするというもの。

　ジョーカーは『心の怪盗団ザ・ファントム』リーダーである主人公のコードネーム。癖のある黒髪と眼鏡、武器はナイフに拳銃と、ビジュアル面においてはクロガネのキャラクター作りの参考になったため、外見的共通点が多い。

　※11『コードネームミラージュ』

　過去を失くした男が、見えざる敵に立ち向かう――。

　警察庁内に組織された特殊部隊「Ｋ13」に所属するトップエージェント・ミラージュを筆頭に、記録上存在しないメンバー達が政治的・社会的に解決できない凶悪犯罪を秘密裏に処理していくというハードボイルドドラマ。

　桐山漣演じる主人公が癖のある黒髪・多機能な眼鏡・スーツという出で立ち、ハイスピードなアクションと過去を失くした記録の無いメンバーなど、クロガネとゼロナンバー設定の参考にしたため共通点が多く見られる。

　ちなみに不屈の精神といった内面や戦闘スタイルについては、武器解説のコーナーで先述した通りキアヌ・リーヴス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』を参考にしている。

　クロガネの戦闘スタイルは拳銃やナイフ、義手を用いた接近戦。

　確実に相手を仕留める近距離での戦闘を得意とするため、使用する武器も信頼性が高い頑丈なものを選ぶ傾向にある。

　拳銃なら装弾数は少ないものの過酷な環境下でも使用できるガバメントモデルかリボルバー。ナイフも柄にナックルガードが備わり、刀身が折れてもメリケンサックとして使用できるトレンチナイフなど。

　また、素手で戦わざるを得ない状況に置かれた場合でも対応できるよう、零距離戦闘術（ゼロレンジ・コンバット）（※12）を習得している。

　※12『ゼロレンジ・コンバット・システム』

　身体を自在に使うことで生み出される必殺の一撃、紙一重の攻防から勝機を見出す近接戦闘、筋力に頼らない重装備での徒手格闘――先人たちが作り上げた日本古来の身体操作をベースに、戦闘者・稲川義貴氏が国内外の戦闘技術を融合して作り上げた新時代の戦闘術。

　～『１』に至るクロガネの主な来歴～

　４歳の頃にとある事件に巻き込まれ、家族と記憶（自身の本名や実年齢、誕生日も含む）を失った。その状態で獅子堂家に引き取られ、試験的に暗殺者として育てられた経緯がある。

　８歳で暗殺者デビュー。以降は女子供を標的とした人身売買組織専門の暗殺者として活動。

　13歳の頃、獅子堂莉緒の専属護衛を兼任。常に黒い服装をしているため、莉緒から「クロ」と呼ばれるようになる。

　14歳の頃、中東の小国にて「国境なき医師団」やＮＰＯ・ＮＧＯの護衛任務にあたっていた際、人身売買組織に攫われそうになったナディアを救出する。以降、獅子堂が保護したナディアの世話係も兼任する。

　15歳の頃、〈アルファゼロ／アサシン〉に任命される。

　17歳の頃、ナディアが狙撃手として実戦投入されたことを知り、〈ネクストゼロプラン〉の総責任者を殺害。その後、新倉永八、ナディアの三人でチームを組み多大な戦果を挙げる。

　18歳の冬、莉緒が実兄である怜雄の手引きによって非合法組織に誘拐される。ＢＯＷ〈サイクロプス〉と初めて交戦し撃破するも、左腕を根こそぎ失う瀕死の重傷を負う。

　その後、重い心臓病を患っていた莉緒に自身の心臓を提供。冷凍処置や人工心臓などを用いて仮死状態となる。

　莉緒が開発した疑似心臓を移植されたことにより蘇生。真奈と莉緒が共同開発した新型義手を装着。

　その後リハビリを経てチームに復帰し、対オートマタ用の切り札として運用される。

　19歳の頃、莉緒が死去。その後、ゼロナンバーを辞職し、私立探偵を始める。

　雇い主であった獅子堂光彦から「黒沢鉄哉」の名を貰い、クロガネ探偵事務所を本格開業。

　しかし、元暗殺者の弊害か事件解決の最終手段は暴力であり、敵対勢力は決まって再起不能の壊滅状態となる。その余波で周囲にも被害が拡散することから、マスコミに『トラブルメーカー』のレッテルを貼られてしまう。

　それでもその強さは本物かつ探偵としての実力もそれなりのものであったため、裏社会からの依頼人が後を絶たない。完全にトラブル前提の依頼が舞い込む荒事処理専門の探偵として扱われる。

　そのため、自身や運悪く巻き込まれた一般人の治療費、器物破損の弁償、報酬の未払いや踏み倒しなどで家計は火の車。そんな状態が二年も続く。

　21歳の春、美優と運命の出会いを果たし、今日に至る。

・安藤美優（あんどうみゆ）（外見17歳）

　本作メインヒロイン。精巧に造られたガイノイド（女性型アンドロイド）。クロガネ探偵事務所の探偵助手。

　ラノベ主人公における【人間としての成長】を担当する主役の片割れ。

　クロガネに好意を抱く三ヒロインの一人。

　ＡＩそのものと人格育成は獅子堂莉緒が担当、義体は〈デルタゼロ／ドールメーカー〉が担当し、両者の共同開発で誕生した高性能で多機能な試作型ガイノイド。

　既にガイノイドの存在が普及・認知されている作中の世界において、美優の何が試作型かというと、

・限りなく人間に近い精神性＝高性能な学習機能を設けており、国際法で義務付けられている学習リミッターが最初から備わっていない。

　これにより『１』で獅子堂玲雄に襲われた教訓として、『４』ではサイボーグ基本法の制約を自ら破り「人間相手でも自衛のために脅威を排除することが可能」となった。

・開発者である獅子堂莉緒の子宮を内蔵、『１』エピローグにて換装した義体は人間の男性と性行為が出来るセックスドロイドと同様の構造をしているため、人間の子供を妊娠・出産が可能。

・世界で七番目の高性能自律管理型ＡＩ〈サイバーマーメイド・日乃本ナナ〉と一部リンク機能が備わっているため、超高精度かつ超高速な別次元のハッキング機能を持つ。

　……などといった規格外の機能を有しているからである。いずれも作中では重要な役割を果たしており、あらゆる意味で人間に近い機械人形といえる。

　艶やかな長い黒髪に人間離れした美貌と、常に敬語を話す柔らかい物腰、そして主人公に対しては一途で尽くしてくれるという理想的なヒロインをイメージ。

　ビジュアルのイメージ元は無いが、『リトル・マーメイド』のヒロイン、アリエルが美優の元ネタ（※13）。

　※13『リトル・マーメイド』

　電脳空間内での美優のアバターは「電子の人魚」ということで、ディズニー映画の『リトル・マーメイド』でお馴染み、ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作の『人魚姫』を参考にしている。

　ヒロインであるアリエルの尾の色がエメラルドグリーンであるため、美優の義眼の色も緑になった。

　また、アリエルは六人の姉がいる七姉妹の末姫ということで、当初は美優と七番目の〈サイバーマーメイド〉のＡＩは同一存在で彼女のコードネームも『アリエル』という設定だった。

　他、六基の〈サイバーマーメイド〉のコードネームも、アリエルの姉に因んだものであり、〈サイバーマーメイド〉の総数が七基なのもアリエルの父トリトンの娘たちの人数に合わせたからである。

　『１』のエピローグ以降使用している新型義体は、フレームや機関部、人工筋肉以外の外側の部分は有機生体パーツという設定。最大で成人男性の五倍の出力を出せる。

　排熱は髪の毛に擬態した放熱線で行うため汗も排泄物も出ない仕様で、食物からの物質代謝で皮膚の細胞を更新している。つまりは人間と同じように時間経過で表皮の損傷が修復され、老化もする（ただし、人間と比べて老化速度は非常に緩やか）。

　メイン動力はバッテリーだが、サブ動力はリン酸結合であるため人間と同じように食事でエネルギー源の確保も出来る。そのため電気充電が出来ない環境下でも僅かな食物があれば数日は稼働し、逆に食物が無くとも電気があれば稼働自体は問題ないという設定。

　莉緒の意向を汲み、限りなく人間に近い義体を再現した〈ドールメーカー〉製の特注品であるため、シリコンの肌に合成繊維の髪をしたそこらの安物アンドロイドやガイノイドとは別次元の存在。これでも発展途上であり、今後義体のアップデートが施される可能性はある。

　高度なハッキング技術でクロガネを常にサポートする有能な探偵助手。

　曰く「サイバーパンクの世界観ではバランスブレイカーでもあるため扱いが難しい」とは作者の弁。

　クロガネが足で稼ぐ行動派な探偵であるのに対し、美優は安楽椅子探偵というポジション。この二人の役割も『仮面ライダーＷ』の探偵コンビを参考にしている。

　基本的に誰に対しても敬語で話す穏やかな性格だが、クロガネの身に何かあれば過激な行動も躊躇いなく実行する危険性も秘めている。

　持ち前の高い学習機能で料理や射撃もこなせる万能キャラだが、ネット環境の無いアナログな状況には脆弱という二面性を併せ持つ。

・海堂真奈（かいどうまな）（26）

　主人公のクロガネに好意を抱く第二ヒロイン。年上属性（ただし、だらし姉（ねぇ））。機械義肢専門でクロガネの担当医。

　研修医時代に書いた機械義肢に関する論文が獅子堂莉緒の目に留まり、獅子堂家の専属医として引き抜かれた事で若くして医者になった経緯がある。

　ビジュアルのイメージは無いものの、年若い女医という設定は『ペルソナ５』に登場する女医・武見妙（※14）から。素敵な大人である反面、どこか子供っぽい内面は『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場する高垣楓（※15）が元ネタとなっている。

　※14『武見妙』

　『ペルソナ５』にて怪盗団リーダーである主人公をサポートする支援者の一人で、若くして自前の診療所を構える程の優秀な女医。パンクスタイルと白衣の組み合わせがトレードマークのクールビューティーな女性。

　※15『高垣楓』

　　バンダイナムコエンターテインメントのソーシャルゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』（以下デレマス）に登場する元モデルのアイドル。

　25歳には見えない若さであるが中身は「オヤジ思考」であり、酒とダジャレが大好き。好きなつまみが銀杏と炙りイカで、酒は日本酒派。

　一方で子供っぽい可愛らしい一面もあり、実年齢・見た目・思考の三つが良い意味でズレて掴み所がない。このことからデレマスファンからは「25歳児」と呼ばれている。

　真奈は医者というよりは研究者に近く、美優を初見でガイノイドと看破する程の鋭い観察力と勘の良さ、機械義肢やオートマタに関する深い知識や造詣を併せ持つ。

　社交的で美人で話し上手・聞き上手であるため、老若男女問わず人気が高い。だが仕事が出来る一方で私生活はだらしなく、特に料理の腕は母親から【メシマズの錬金術師】という称号が与えられるほど壊滅的。

　また、プライベートでは子供っぽく、幼い頃の夢は「ガ〇ダムを乗り回すこと」と言うだけあって大人になった今でもメカやロボが大好き。部屋の隅には買ってそのままのプラモデルの箱が山のように積まれている。

　またゲーム好きでもあるため趣味が完全に男の子。

　家事が壊滅的で私生活がだらしな過ぎるため、嫁の貰い手候補が現状クロガネしか居ない。

　ちなみに小説仲間でもある作者の友人からは「エヴァのミサトさんみたい」（※16）と言われて、作者は妙に納得したとか。

　※16『葛城ミサト』

　『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する年上ヒロイン。

　主人公を導く大人で仕事も出来るカッコイイ女性である一方、私生活はズボラでだらしない。何故か自宅冷蔵庫にペンギンを飼っている。

　クロガネの健康管理や義手のメンテナンスも担当している。

　かつて瀕死の重傷を負ったクロガネを救った過去があり、クロガネは今もその時の恩義を忘れず、治療費分の家事代行を定期的に行っている。

　そんな経緯から良き友人関係を築いており、互いの自宅の合鍵を預ける程の仲でもあるが、それ以上の関係に進展しない事に真奈はやきもきしている。

・出嶋仁志（でじまひとし）（外見三十代後半）

　クロガネのかつての同僚であるゼロナンバーの一人〈デルタゼロ／ドールメーカー〉。デルタゼロが操るアンドロイド端末の一体であり、真奈の勤め先である大学病院の外科医として潜伏している。

　主人公たちと特に接触する事の多い個体でもあり、作中ではデルタゼロが操る機械人形の代表格と化している。

　デルタゼロは古参のゼロナンバーであるため、鋼和市の至る所に自身が同時制御しているアンドロイド／ガイノイド端末やオートマタが散らばっている。優秀なハッキング能力を持つ美優を除けば、作中随一の情報収集能力を有している。

　ゼロナンバーの他に、副職としてアンドロイド／ガイノイド専門の風俗店『アイアンテイル』を経営している（オリジナル版『１』より）。

　見目麗しいガイノイドをＡＶ女優として外部に貸し出す事で収益と裏社会の情報を得るなど、かなり有能。

　そして『アイアンテイル』地下には、デルタゼロの工房があり、日夜新たな機械人形や機械義肢を製作している。まさに〈ドールメーカー〉のコードネームに相応しいグロい光景が広がっている。

※オリジナル版の『１』では、工房の最奥にデルタゼロの『本体』があるのだが、ここでは割愛。オリジナル版ではなくリメイク版『１』が『機巧探偵』の正史なので、何卒ご了承ください。

　また、『５』以降の本編ネタバレにも直結するためデルタゼロ本体の元ネタも割愛。重ね重ねご了承ください。

「利用できるものは例え味方であっても徹底的に利用して使い潰す」のがデルタゼロの遣り口であるため、殆どのゼロナンバーから嫌われている。

　何かしら胡散臭い暗躍ムーブをしたら周囲が一斉に警戒するほど。

　一方で集めてきた情報は的確かつ頼りになるものばかりなので、余計に始末が悪い。

　夢は「不老不死を実現する究極のサイボーグ義体を造ること」。

　その研究資金の調達や最先端設備の利用目的で、鋼和市の実質的支配者である獅子堂家に自らを売り込んだ経緯がある。美優の精巧な義体はその研究成果の一つ。

　美優の義体開発担当であるため、彼女の父親に等しい存在であるが本人は否定している。現に『１』では獅子堂玲雄を謀殺するために主役二人を利用したが、クロガネはデルタゼロが美優に対して全く愛着が無いわけではないと見ている。

　戦闘では特殊部隊仕様の指令車ばりに魔改造を施したウニモグでクロガネ達を現場に移送、任務内容に適した武器を提供している。

　また、端末義体を駆使して証拠の隠滅や情報操作による火消しも行うなど、基本的に後方支援に徹する事が多い。

　前線に出る際は、生身の人間では運搬も操作も難しい大型の重火器を軽々と扱い、砲撃や弾幕による掃射・掃討をするなどオールラウンダーな活躍を見せる事もある。

　ちなみにゼロナンバーを始め獅子堂家のＳＰが使用している武器の数々は、デルタゼロ独自のルートで調達したもの（ただし、資金は獅子堂が出している）。これは警察や当局の捜査から雇い主である獅子堂家に累が及ぶのを防ぐと同時に、端末義体を使う事で捜査の目を眩ます効果がある。

　物語の導入から暗躍まで様々な場面、色々な意味で便利で都合の良い存在――それが〈デルタゼロ／ドールメーカー〉である。

・清水（39）

　鋼和市中央警察署刑事課に所属する中年刑事。

　正義感の強い性格と刑事ドラマに憧れていた事も手伝って、高卒で現場重視（ノンキャリア）の警察官になった。

　堅苦しい組織の中で動くのが苦手な一匹狼だが、真摯に現場と被害者に向き合う姿勢と、取っ付きやすいフランクな言動から現場の警察官たちからは慕われており、その縁で築き上げてきた独自の情報網を以て捜査に臨んでいる。

　クロガネがやらかした案件の調書作成を担当している縁（貧乏くじともいう）で、何かと警察側の情報を横流してくれる貴重な協力者の一人。

　クロガネも見返りとして手柄を清水に譲っているため、両者ＷＩＮ－ＷＩＮの関係である。

　また、クロガネのお目付け役（監視役ともいう）で共同戦線を張る事もある。その戦闘力も現役の警察官だけあってそれなりに高いが、大抵はクロガネ達の引き立て役になっている事が多い。

　しかし、オリジナル版『１』や『４』など作中で発生した凶悪事件において、普通の人間にしては生還率と生存率と悪運が抜群に高く、今後も出番が多いと見られる。

　実は既婚者で小学生の息子が本土に居る。清水は鋼和市に単身赴任中。

　一匹狼で現場での捜査や張り込み等を行うせいか、食事は不規則で手早く摂取できるジャンクフードを好む傾向にある。そのため体型はややメタボ気味で定期的に行う健康診断に怯えているとか何とか。

　ビジュアルは『ブラックラグーン』に登場する竹中正洋（※17）がイメージ元となっている。中年男性で丸刈り頭など共通点が見られる。

　※17『竹中正洋』

　銃を持った怖いお姉さんが沢山出てきては、マフィア同士でドンパチしたりする人気アンダーグラウンド漫画『ブラックラグーン』（通称ブラクラ）に登場するキャラクター。元日本の過激派でテロ組織の参謀役。外見的共通点はともかく、中身と経歴は清水とは完全に正反対である。

　ちなみに。

　清水の下の名前は全く考えていないため、今後彼のフルネームが明かされる可能性はかなり低い。