第三話

私「ねぇ、なっちゃん」

居候「なに」

私「漫才しよう」

居候「急で草。いいよ」

私「いいんかい」

居候「お前が言い始めたんだろ」

私「私ツッコミね」

居候「しかもあたしがボケかよ」

私「じゃ、いくよ。どーも!めぐちゃんですっ」

居候「なっちゃんです」

私「二人合わせてナツメグです!ってナツメグって香辛料やないかーい!」

居候「お前ツッコミの意味わかってる?」

私「わかってるよ!」

居候「じゃあやってみろよ」

私「なんでやねん!」

居候「何がだよ」

私「え?だってツッコミでしょ?」

居候「わかった、お前ボケやれ」

私「仕方ないなぁ。私ねー、この前なっちゃんを料理したじゃん?」

居候「あたしいつの間に料理の材料にされてたの」

私「その時にね、醤油の瓶入れたじゃん?」

居候「瓶自体は入れてないね。中身だけね」

私「あれね、醤油じゃなくて洗剤だったみたいなの!」

居候「確実に大事になるやつだね」

私「洗剤ってそれ洗濯で使うやつやないかーい!」

居候「…めー、ほんとにボケとツッコミわかってる?」

私「…ごめん、ほんとはわかってない」

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