登場人物・舞台設定





ここまでのお話で登場した人物や舞台設定等の紹介です。

物語の理解にぜひお役立てください。



【主人公】


・桜葵(さくらあおい)


主人公。一人称は「おれ」

第1章開始時点で中学3年生の男の子。

高尾町の自宅に父とふたり暮らし。

親切で飾らない性格。ほんわか朗らかな印象で、屈託がなく、のんびり屋。

過去にピアノを習っていて、小学5年生の時に出場したコンクールで栞を助けたことがある。

今は習うのを辞めてしまっているが、ピアノと音楽鑑賞は趣味として細々と続けている。




【ヒロインたち】


粕谷家の4姉妹。

第2章から苗字が桜に変わります。



・粕谷綾(かすやあや)


ヒロインその1。一人称は「わたし」

4姉妹の長女で、栞の双子の姉。

第1章開始時点で中学3年生。

小柄な体躯に背中までのサラサラな黒髪。

清らかなオーラがあり、周囲からは"天使"と例えられることも。

家族思いで、思いやりにあふれた優しい性格。

高く澄んだ声の持ち主。




・粕谷栞(かすやしおり)


ヒロインその2。一人称は「ボク」

4姉妹の次女で、綾の双子の妹。

第1章開始時点で中学3年生。

小柄な背丈で髪は鎖骨くらいまで。

高貴で活発な印象があり、お姫さまに例えられることも。

好奇心旺盛で純情一途な性格。

母の里香さんからピアノを教わっていて、4年前に出場したコンクールで葵に助けられた。

それ以来葵のことだけを想い続けている。

前年の18歳以下の学生ピアノコンクールで全国優勝している実力者。




・粕谷萌(かすやもえ)


ヒロインその3。一人称は「あたし」

4姉妹の三女で、麗の双子の姉。

第1章開始時点で中学2年生。

姉妹で一番身長は高いけど、それでもやはり小柄。

髪は肩甲骨くらいまで。よくふたつ結びにしている。

姉妹一の巨乳。

性格も小悪魔かつ蠱惑的。享楽的な思考回路をしている。

初対面の葵にかなりの好印象を抱いて過激な誘惑を仕掛けた。

雑誌のモデルをしている。自分の容姿には自信がある様子。




・粕谷麗(かすやうらら)


ヒロインその4。一人称は「私」

4姉妹の四女で、萌の双子の妹。

第1章開始時点で中学2年生。

姉妹で一番身長が低い。

髪は腰まで伸ばしていて、姉妹で一番長い。メガネをかけている。

性格は、言葉数が少なく臆病。気を許せる相手には毒舌なことを言うことも。

過去に負った心の傷のせいで部屋に閉じこもっていて、学校にはまったく行けていない。

家族とは主にスマホのメッセージアプリで会話している。最近は対面でも話せるように快復しつつある。

第1章では葵くんと会うことは無いので、詳細は今後のお話のなかで。



『身長』

萌 > 綾 > 栞 > 麗


『髪の長さ』

麗 > 綾 > 萌 > 栞


『胸のサイズ』

萌 > 麗 > 綾 ≃ 栞


『男子に告白される頻度』

栞 > 萌 > 綾 > 麗




【主人公/ヒロインの親】


・桜一史(さくらかずふみ)


葵の父。一人称は「俺」

職業は大学教授。市内の研究所に勤務している。

趣味は釣りとゴルフ。

中学時代、4姉妹の母親である里香と両片想いの関係だった。

同窓会で再会したのを機に付きあいはじめ、結婚することになった。

若々しい見た目で着飾るとカッコいいけれど、普段は服装にあまり頓着していない。

出張のために家を空けることもしばしば。

葵のことは自分よりしっかり者だと思っているので、信頼して放任している。




・粕谷里香(かすやりか)


四姉妹の母。一人称は「私」

職業は私立大の講師、兼業で通訳、秘書などを転々としている。

中学時代、一史と両片想いの関係だった。

その後色々あり、四姉妹をひとりで産み育ててきた。

最近一史と再会しようやく結ばれることになった。

とても娘が4人いるようには見えないくらい若くて綺麗な容姿をしている。

おっとりした性格で、娘たちのことは気にかけつつも結構放任。

葵くんのことも気に入っている様子。




【友人たち】


初登場話数は遅めですが、第2章でもストーリーに関わる予定ですのでぜひ覚えてあげてください。なお葵くんとのフラグは立ちません。



・京極夏帆(きょうごくかほ)


葵の幼馴染の女の子。

葵・綾・栞と同学年の中学3年生。

実家は和菓子屋を営む。

和菓子職人の父とフランス人の母、高校生の兄の4人暮らし。

スレンダーな体格。ふわふわのブロンド髪をハーフアップにしている。瞳は翡翠色。

冷静沈着な性格だが甘いお菓子の誘惑には勝てない。




・左沢美月(あてらざわみつき)


綾のクラスメイトの女の子。

肩口で切りそろえた髪を丁寧に編みこんだ髪型。

合唱部員で、綾のクラス合唱ではピアノ伴奏を担当する。

大切な人のために声を上げる気の強さを持ち合わせている。




【その他】


・嵯峨千尋(さがちひろ)


綾のクラスメイトの男の子。

元野球部で生徒会長。綾のクラス合唱で指揮を担当する。

美月とは幼馴染。




・丸山洪(まるやまこう)


綾のクラスメイトの男の子。

クラス委員を綾と一緒にやっている。綾のクラス合唱ではソロを担当する。




・足立(あだち)


綾のクラスの担任。男性。

生徒とは馴れ合わないタイプ。




・粕谷瀬一郎(かすやせいちろう)


里香の2歳年上の実兄で、四姉妹の伯父。

代々の地元の商家・粕谷家の当主をしている。

実家に出戻った里香とはほとんど話をせず、ギクシャクした関係になってしまっている。




・粕谷雪子(かすやゆきこ)


瀬一郎の妻。四姉妹の伯母。

粕谷家の妻としての自覚が強く、四姉妹に厳格にあたる。




・藤田あかね/かえで/ななせ(ふじた-)


葵が通う中学校で、ひとつ下の学年の三つ子姉妹。

ショートカットの髪型。

お調子者で騒がしい性格。




・浅香くるみ(あさかくるみ)


葵が通う中学校で、ひとつ下の女の子。

最近転校してきた珍しい子。

ゆるく編んだおさげが可愛らしく、みんなに愛されている。




・天川夏希/冬弥(あまかわなつき/とうや)


葵が通う中学校で、ふたつ下の従姉弟。

いたずら好きな性格。

作中で言及できませんでしたが実は夏希のお家はお寺です。




・吉川社子(よしかわやしろこ)


葵が習っていたピアノの先生。故人。

4年前、地元のコンクールで栞と葵が出会ったすぐ後に他界。

当時すでに80歳を超えていて、葵が最後の生徒だった。

姿勢が大変美しい大柄な女性。アンティーク家具の収集が趣味だった。




・葵のおばあちゃん


葵の祖母。故人。






【舞台設定】


・高尾町


桜家が所在する東北地方の架空の田舎町。

町を南東から北西方向に横切るように大きな川が流れている。

役場や鉄道駅は川の北側、桜家は川の南側に位置する。




・県庁所在市


粕谷家があるところ。高尾町とも隣接している。

どこの県かは今のところ明言はしていませんが、お気づきの方も多くいらっしゃるかと思います。

物語の都合上、第2章のどこかでは必ず県名を登場させることになります。




・市立大町通中


第1章時点で4姉妹が在籍する中学校。通称大町中。

県庁所在市のほとんど中心部に位置する大規模な公立中学校。




・附属中


国立教育大の附属中学校。幼小中が併設されている。

里香は幼稚園から、一史は中学から通っていた。

大町中の学区内に所在する。




・町立莞戸川中


第1章時点で葵・夏帆が在籍する中学校で、第2章からの萌と麗の転校先。

学年の人数が片手で数えられるほどの小規模校。

近年中の廃校が決定している。




・県立蓬高校


県内一の進学校。県庁所在市にある。

第2章から葵・綾・栞が通うことになる。一史の母校でもある。






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