第5話「こねこね」

 人間の世界というのは大体、それが形造られたイデアに基づいた影に過ぎない。

イデアとはオリジナルの鋳型でありその鋳型に当てられた光が作り出す影を人間が牢屋の中から眼で追ってるのが現実のようなものだ。

 まあイデア自体よくわからんので俺はもっと凄いもので現実は構成されてると思っておる。

 では、現実を構成するものとはなんであろうか?

 脳みそこねこねしてしめそう、このコネコネ蛆虫野郎ども!


 罪業界シンパーティー

 茶界ティーパーティー

 社交界ダンスパーティー


 のサンパティで世界は構成されてると思ってる。

さあシンパーティーよ話すといい、

「まあ行為界というものがある、そこでは現世でおこなった行動の大半が記憶されてる、それが罪業界シンパーティーを取り囲んでると言っても過言ではない、大地に流れた血のすべてはシンパーティーに染み込んでいる」

なるほど、とりあえず君にはいまはこのシンパーティーに思いをはせてもらえば結構だが、イデアの鋳型のほうに直接手を下せる力というものを保有する事こそ、シンパーティーで生きる術だ。


 君の罪の重さはシンパーティー側で改変が可能なんだ、逆に言うとシンパーティーで破壊したものは現実に波及するそれがどんな形であったとしても、もしシンパーティーで神殺しの大罪を犯せば、きみの世界もまた滅びの極致ということだ。 身の振り方に気を付けたまえ。


 では、またティーパーティーで会おう。


 嗜好会ティーパーティーは華やかに。


 のうみそこねこね

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