星笑う街にようこそ

黄昏の街角で帽子を買った。

通りすがりに勧められたのだ。

もう日も落ちたんだけど。

あれ、きみこの街は初めてかい?

もうすぐ星が笑うからね、必要さ。

やがて星々がさざめき出して

みながこぞって帽子を買い求めた。

ありとあらゆる帽子が揃った広場。

白銀の輝きの中で

めくるめく夜の宴は始まりを告げる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る