　すべてのはじまり。

　世界という言葉を最初に冠した空間。

　存在は夢の如く曖昧であり、概念に近いともされている。

　情景としては、植物で覆われた大地が広がり、空は柔らかな蒼色を永遠に湛えている。その蒼に半ば溶けあうように、巨大な樹木の幹の部分だけが、時を止めたかのように上空で静止している。

　その樹木のみを指す場合もあれば、それがあるこの空間そのものを世界樹と総称する場合もあり、はじまりの領域という別称も存在する。

　最初に創られた創作世界（LoaD）を含めた全ての創作世界（WonDer）は夢を介して世界樹と繋がっており、世界の真実を知る由もない者が夢遊中に世界樹を訪れる現象が起こるのもそのためである。

　全ての形成の源である根源物質粒子（パティ）が生み出される場所でもあり、役目を終えた終末世界（EnDer）はその姿を粒子（パティ）へと還元し、世界樹に回帰する。

　＜関連用語＞

　　【え】終末世界（EnDer）

　　【は】はじまりの領域

　　【は】粒子（パティ）

　　【ろ】ロード（LoaD）

　　【わ】創作世界（WonDer）

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