　すべての源である粒子（パティ）の次であり、生命の手前の存在。

　世界樹の夢（DayDreaM）も、元は宿り子のひとりであったと言われている。

　世界樹（はじまりの場所）だけでなく、全ての創作世界（ワンダー）に存在、命と愛に宿り、寄り添う。もしくは、命の循環を司っている。

　姿は、友人（メイト）と呼ばれる者以外には基本捉えることはできないが、その存在を疑う者は存在しない。

　恰好は、白いローブを纏った子ども。小柄な体型で、顔つきや髪形などに若干の差異があるが、名前を始めとした個の証明となるものは持ち合わせておらず、性別の概念もない。

　背中には左右どちらかにだけ白い翼が生えているが、なぜ、片方なのか？左右の生え方に法則があるのか？翼本来の役目があるのか等は一切不明。

　自分が見えている者（メイト）に対してはコミュニケーションを取ってくる（かまってくる）事もある。声を発することはないが、その豊かな表情と動きで意思の疎通は可能。

　宿り子はその姿を、基本変えることはないが、例外として同じ地域に居続けた宿り子の中に、その土地の特徴や文化を象徴した姿に変化、成長するものが現れることがあり、それを宿神（やどがみ）、土地神（とちがみ）として祀る風習が、東大陸国（ジペングニア）を中心として広まっている。

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