詩集 クウメルと旅と

仲仁へび(旧:離久)

第1話 クウメルの旅立ち



 一つ足跡を刻み付けて すすむ

 まだここは 私の庭の中


 二つ足跡を刻み付けて すすむ

 もうここは すでに庭の外


 三つ足跡を刻み付けて すすむ

 やっとここで 世界の広さを知った


 四つ この世界の果てを探して

 ずっとここから 終わりのない旅に出た


 あふれ出る想い 地図の上にこぼして


 陽の光の先に未来を見た


 どこまでも先へ

 この先へ


 何があっても ないとしても


―― クウメルは一人、ログジンを探しに旅にでた


―― 一人で歩くには広すぎる世界だけれど、怖くはない。勇気があるから。


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