第2話 サッカー界の女神様
信治は真っ白な世界で目をさました。
一人の女性、いやまだ少女と言える美し金髪を持ち、ゆったりとした白い肩を出したワンピースを着た女性が信治を見ている。
「あの起きられましたか?」
信治は回転しない頭で少女の胸を見ながら答える。
大きな胸をしていた。
信治の頭の中は混乱と童貞が女性を見ると言う事でピンク色に染まっている。
「どこか痛む所がありますか?」
美しい声だった。
「えっ?あの大丈夫です。ここは?」
「サッカー界の転移所です。私はサッカー界の女神でいわいる天国と地獄の合間ですね」
にっこりと女神は微笑んでいる。
信治より混乱した。
「サッカーの女神?俺は死んだのか?どこまで俺は、俺はサッカーにいじめられるんだ!俺の人生返せよ」
「すいません。あなたが鉄骨に当たりそうな時に左側に切り返しを行っていたら助かった可能性がります。でも無理だと思ったのとあなたが持つサッカーへの情熱と無念さを感じ取り、サッカー界の展開に召喚しました。もう一度サッカーに向き合ってみませんか?サッカー界はいろんな理由でサッカーをあきらめなかった人たちの未練を消化させるための世界です。サッカー界の人が召喚してくれないとサッカー界にはいけませんが、あなたの強り未練を晴らしたいと思いませんか?」
女神は微笑んでいる。
「そして信治さんあたなの力が必要なのです。力を貸してくれませんか?」
信治は話の早さに混乱している。
信治は絞り出すような声で言った。
「もう一度サッカーができるのか?でも今の俺の体じゃ走れない」
「えぇ。大丈夫です。召喚時にあなたの経験に基づいた最高の肉体と6つのチート能力を与えられます。今サッカー界は混沌神に攻め込まれて、妖魔族と呼ばれる種族に侵略されています。何とか混沌神との取り決めで、本来のサッカー界のルールである戦争行為はサッカーによって取り決められる。サッカーこそが戦争だと言うルールにする事ができました。侵略からサッカー界を守る為にあなたの力を貸してください」
信治はますます混乱する。
「戦争の代わりにサッカーで争いごとを解決する?混沌軍?」
「ええ、混沌神が作り出した種族との全面戦争をしています。あの・・・それと私の胸を見ながら会話するのは止めてくれませんか?恥ずかしいのです」
「それはごめん」
信治は赤面している。
「サッカーのルールは変わりないのかな?」
「はい。地球で行われていたサッカーのルールと同じですよ。でも混沌神や他の世界から来た種族の方もいらっしゃいますから、最初は戸惑うと思います」
何とか顔を見ながら答えを引き出してほっとしている信治だった。
「簡単な説明を受けますか?」
「俺のチート能力と一緒に教えて欲しい。もう一度サッカーに挑戦できるなら混沌軍と戦うよ」
「」
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