第7話 絶対に“笑って”も、“呆れて”も、“つまんで”もイケナイ空間
“少女”の
けれどいずれは必要となってくるモノがある、だからそこの処の援助を
「もう〖昂魔〗からの支援が約束されている……そう捉えていいのかしら。」
「はいっ―――けれどこの支援も、最初までは……と言う事です、あとは他からの援助を要請するつもりでした。」(ムヒ☆)
「そうだったの―――それじゃ私は……」
「なぁ~にシケたこと言ってんのよ、『支援してあげる』って言いたかったから、わざわざ私を見つけに来たんじゃないの?」
「そう言う……つもりじゃ―――」
「全く……煮えッ切らない態度だなあ―――まあ、
“いつも”のような―――潔い決断はなく、どこか
それをシェラザードは、
「よおぅし―――判った、ならあんたんとこの『上の人』と話しを着けようじゃない。」
「(―――は?)はあああ~~~???い……いや、ちょっと何を口走ってんの?? この私……より、『上の人』―――って……」
「『女媧』様のことでしねえ?」(ムヒ?)
「ササラは知ってんの?」
「まあ―――“
「けど……アンジェリカのコレ―――って、明らかに拒絶反応よねぇ……」
「あっ―――当たり前でしょう?例え眷属とは言え、そうおいそれとは……」
「でわあ~~この私がジィルガの
こ・の“
またも『
それに彼女は、自分が所属している派閥の“
なのに―――……
「ねえ……最初に言っておいてあげるけど、呉々も失礼のないようにね―――」(←結局断り切れなかった人)
「
「シェラに改めてそんな事を言わせるなんて―――」
「サイッテーですネッ★」(ムヒヒ)
今これから自分達が会うのは、一つの派閥の“
〖聖霊〗の“
「女媧―――失礼いたします……。 実はこの度あなた様にお目通りを―――と願うお客人が
{よいよい―――構わんぞよ}
「(……ん?)なんだ?この“ちみっこい”の……」
―――ひょいっ―――
「ぬ゛あ゛―――っ!
――ずビシ―☆
「う゛がっ?!目が~~目があぁ~~~!!」(のたうち)
「(えっ……ナニ?このコント―――)」
「(プークックック(笑)、いけませんよ(笑)、クシナダさん(笑笑)、ここは神聖なる空間―――『笑ってはイケナイ』し、『呆れてもイケナイ』し、
「(だぁ~から言ったのにぃ……『失礼のないように』―――って……。)」
“
それに―――……
「公主よ……そちはちゃんと伝えたのか?」
「えっ? あっ、はい―――それはもちろん……」
(ムヒョ?)「あれれ~?私は『失礼のないように』―――としか、聞いていませんですけど?」
「私も……そう言う風にしか聞いていませんが―――」
援護射撃―――
あ・れ……?
「ほ・ほ・ほぉ~~う?」
「まあ……失礼のないように、『笑って』はいませんし、『呆れ』てもいませんですけれど~~~」
「『つまんで』しまいましたのには、私達の過失だったと思います―――」
まず……い、アレが来る―――
「ちゃあんと伝えておらんでわないかあ~~~!」
「ぎぃやあああ~~!お、お、お赦しをぉ~~!!」
「(なにまたコントを見せられてるの?私達―――)」
「(情報をちゃんと正確に伝えていないから、こうなっておしおきされてしまうんですよッ☆ まあ~自業自得と言うヤツですねッ☆)」
「(両目負傷してる私には何も見えないんですけど……ナニが起こってんの?)」
「(公主さんが女媧さまから“突きの嵐”を喰らわされている処です☆)(ム・ヒ)」
{(そういう面白場面が見れないなんて……私ゃ得してんだか、損してんだか……)」
「(最近、公主……アンジェリカはあなたに接近し過ぎていましたからね、このくらい当然よ。)」
「(は? ナンダソレ?)」
「(なっ―――なんでもないわよっ!)」
「(あんたがどう思ってるかは知らないけど……最初に公主様に相談持ちかけたのは私なんだよ、そりゃあ~私達だけで問題解決出来るんだったら、こんな事にはならなかったんだろうけど…私達だけじゃ難しい―――そう思ったから『上の人』を頼ろうとしただけだよ、だから無闇な嫉妬は公主に対して失礼なんじゃないかと思うんだよ。)」
事実シェラザードは自分の王国を
そしてようやく……
「先程は無礼な事とは知らず、まことに申し訳ございませんでした―――まさか〖聖霊〗の“
――ちくっ☆――
「(
「全く……そちは昔から“出来る子”じゃったが、どこか抜けておる処があったからの~~う。」
――ちくっ☆―― ――ちくっ☆―― ――ちくっ☆――
「もおぉ~~~すみませんてばあぁ~~~」(泣きべそ)
「それ―――で?
“自称”ちゃんの時は
それはそうとして―――の、ようやくの本題……
シェラザードは〖聖霊〗の“
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます