第2話

 八十歳、私の人生は豊かであってほしいのだ。八十歳を超えても大学に通っていたり、自分の好きなことをチャレンジし続けてほしい。八十の年齢なんて吹き飛ばせるくらい、今の自分を忘れないまま突き進みたいのだ。


 何故そう思うか、それは私が高校卒業まで不登校の引きこもりであった過去から話は始まる。小中は割と通ったし、高卒はなんとか取ったが、私は何年も人が怖く外に出ていなかった過去がある。


 しかし、ある日突然外に出ることが出来たのだ。それは突然で、急に好きなことをしたくなり旅に出た。そして、五年ぶりの外の景色は、心にダイヤが生まれるくらい素晴らしく輝いていた。怖くなんかなかった。


 私は、あの素晴らしい外の輝きと、胸を作り変えてしまうくらいの衝撃を今でも忘れることはない。


 それから、私は働かなければいけないと決意をしたのだ。また、外のあの素晴らしい景色を見に行くために。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る