縁のキャパシティ
友達はいつから知り合いに変わるのだろう
知り合いはいつから他人に変わるのだろう
小学校の同級生と町ですれ違ったとしても
気付かない自信が僕にはあるな
友達がいつしか恋人に変わり
恋人がいつしか夫婦に変わる
そう考えたら人の縁ってのは
水みたいに形を変えるものなのか
きっと縁には容量があって
それがそのうち蒸発したり
また足されたりするもんだ
年取るごとに蒸発していき
死ぬ間際にはスカスカだ
だからいま縁のある人は
大切にしたいと思うんだ
僕の容量の範囲のなかに
入っている人のことをね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます