闘病・闇日記

第239話 幻聴

色んな意味で怖い話です

うちの家ざっと築30年ちょっとで

曾祖母と曾祖父(ひいおばあちゃんとひいおじいちゃん)が建てた家なんですよ

めっちゃ和の家なんですよね

仏間がしっかりありますよ８畳の部屋で、

そのお隣の８畳の部屋が俺の自室です

畳､襖は普通にあって床の間となんかよく分からない和風の絵も飾ってありますね

今の時代じゃ珍しいくらいちゃんと和風

小さい頃俺幽霊とか見えてたんですよ

仏間に影のない女の人立ってたの見たし

人が立てないようなドアと壁の隙間に同じ特徴の女の人立ってたの見たし

押し入れ開けて誰も居ないのに｢おまたせ〜！｣とか言ったり

今はもうなんか大して見えねぇなぁと

あ、ここなんかやだわ。とかはたまにある

見えないけどダメなのは分かった的な感じの

最近深夜に自室にひきこもってると壁ぶん殴るような音聞こえるんですよね

病んだ時に限って耳鳴りとぶん殴る音する

これ幻聴ですかね？心霊現象ですかね？

前者の方が個人的にはすっごい嫌だ

それ心か体のガチめな異常きたしてるでしょ

やだよ幽霊大抵うちの人危害加えてこないはずだから別に居る分にはいいんだよ

心か体の異常は勘弁してくれ

あ､さっき話してた女の人の話になりますが、

うちには母が小さい頃からいる女の人が居ます

ほぼ家族ですねファミリーファミリー

玄関から｢ただいまー！｣って帰ってくるしもう実質家族だよあの人

あとお風呂入ってたんですけどノックもされた

無言だったけどなんだ？何一緒に入りたいの？

寝てる俺の真っ隣に居た男の人じゃなければ扉開けてあげるけどその時の男の人だったらマジで風呂の湯をぶっかけるよ

爺ちゃん達でもやだよ寝てる孫の真っ隣でひっくい声で唸ってたとか

知らない人でも爺ちゃん達でもなんかやだな

色んな意味でなんかやだな