第120話 どん底
自分はわりと落ちたなと思っている
いやわりとじゃないか、だいぶ、どん底に落ちた
不登校で今もほとんど学校へ行かず
家に居ても勉強も家事もしない
今でも電話が来たらビクビクして出れなくて
インターホンが鳴ると隠れようとして
スマホの通知もたまに怖くなって
ふと聞こえる話し声が、笑い声が、家族でも友達でも知らない通りすがりの誰かだろうと全部全部自分の悪口だと思い込んでしまって
だからって這い上がろうとする努力をするのももう疲れてしまったなって
クソみたいな人生と向き合うのも疲れた
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