第88話 薬の話

少し前に母に


「薬全部飲むのやめよう」


と受給券を使えないようになって少し薬代や病院代がかかるようになるからと言われた

そしてついこの間


「あれから薬どれくらい飲んでるの?」


と聞かれた、


「いや、全部やめようって話したからもう飲んでないけど」


と答えた、そしたら


「何してんのお母さん病院の先生と相談して少しずつやめようって話したじゃん!」


と言われた、そんな事一言も言われてないです

お金がかかるからというのは伏せて全部一気にやめよう病院ももう行かないにしよう

そう言われたはずです

少なくともそういう受け取り方をするような言い方で言われました


俺と母はいつもこうだ

大抵が従姉妹もだが

「ニナの記憶違い」「ニナが勘違いしてる」

で済まされてるから今回もきっとそうだろう

きっと俺の記憶違いなんだ、そうだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る