第6話
並木道は、包み込まれるような
青い光の海だった。
「きれいだね」
「すごいね。光のトンネル」
ディナーに少し頑張って
シャンパンを開けたせいか、
陽葵さんはいつもより陽気だった。
「陽葵さん。クリスマスプレゼント」
青いトンネルの真ん中で
ボックスを差し出した。
「二人がずっと一緒にいる証に」
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