第9話

「誕生日花?」

「そう。誕生日毎に決まっている花があるの」


誕生石は知っているけど花は知らない。


「誕生日はいつ?」

「7月6日」

「もうすぐだ。お祝いしないと」


(素敵なお店でご馳走して、

プレゼントあげたら喜んでくれるかな)


「僕がいい所を探す」

「楽しみ」


陽葵さんは、いつもの笑顔に戻っていた。

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