20241226-2

「ことばを疑え」という定型句自体を疑え。そして、言語化ってよくよく考えたら奇天烈なこと言っているのだと気づけ。「ことばにならない想い」、それさえもことばである。そういうことばに心が寄り添うのである。ことばにできないのではなくて、その状況に見合うことばを知らないか、または、ことばにならないということばで済まそうとしているかのどちらかなのではないか。


かくいう僕はことばに踊らされすぎているのが悔しくて悔しくてたまらない。ひっきりなしにかつて読んだ詩句が頭の中で繰り返えされている。そこには僕が思いついたことばはない。


落下傘が開く/ぎーっつぎったんるー/O magnum mysterium/風吹くところから空ははじまる/風は嫌いといふものはないのだが/からだをぬぎすててこころひとつになります/北国も弥生半ばは雪老いて痩せたりな/Freude, schöner Götterfunken/Eripe me/遊星はひとつ

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