20210723-4

200021年の俳句集


本日は人類滅びた吉日です  (「人類(が)滅びる」が夏の季語。)


廃墟ですひまわり咲いて廃墟でした  (この時代では「廃墟」も夏の季語。)


緑映ゆギヤマン割れた緑緑  (昔から「ギヤマン」が夏の季語。)


オッポンにジヤパンの夏祭り来る  (当然ながら「夏祭り」が夏の季語。)


剥けました、爪の甘皮、夏。誰の?  (本当に誰の甘皮が剥けたのか。もう人類は誰ひとりいないというのに。「夏」が季語ですが、もはや夏とは何か。そして誰がそれを感じ得るか?そしてかくいうこの詠み手も誰か?そして。)






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る