20210417-2

書いては掌(たなごころ)から詩は消ゆ

失せつる後に湧くぽえじいとは何ぞや


――かくして僕は詩で詩を書いているのである。


現代っていつからなのだろうか?

近代が拡張しているのだろうか?

僕の生きた時代はもう何代なのか?


――現代といいながらどれもこれも手垢がついてしまっている気がする。


いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち

いっち、にい、さん、しい、ごお、ろっく、しっち、はっち

いーち、に・い、さん、しーーごーろーく、しーち、はち


――踊るように。脳のダンスがしたい。人生の拍の取り方の勉強。


「知性を伴わない直覚は、アクシデントでしかない。」ポール・ヴァレリー


――そうだ。僕が書くものはみんなアクシデントかもしれない。


どかん。


ノートパソコンを轢いた。


柔らかかった。


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