08_シチュ|ユーレイ先輩に恋した子

私は視える人なので

気をつけていたつもりなのですが……

先輩のことは〝そう〟だと気付かずにいたかったです。


この気持ちをどうしてくれるのですか。

いつ消えるとも知れない人に

「そばに居てほしい」なんて願って。

――苦しくならないわけ、ないじゃないですか


ねぇ、先輩。

私が(※先輩から)卒業できるまで

サヨナラなんて言わないでくださいね。




===

2021.01.17 作/2021.06.15 改

拙作『ファインダーの向こう側』より創作。


一人称「私」を置き換えての性別変更はご自由に。あくまで「大人しい子」設定でお願いしたいので、口調変更はNGです。


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