第52話白ブチ猫、病院へ

52,白ブチ猫、病院へ


病院へ連れて行かなかった事を後になって後悔するよりは・・・


と思ってモモ子たちのかかりつけの動物病院へ電話して連れて行く。


点滴をして、血液検査をするが血液を採るとすぐに固まってしまって


おかしいと医師が言う。


三回ほどとり直してみるが同じであった。


固まってしまうので正確ではないが他に悪い数字は出て居ないので


もしかしたらエイズなのかもしれないとのこと。


薬を飲んでも食欲が改善せず食べないようならもう一度連れてくるようにとのこと。


エイズの検査をするらしい。


とりあえず犬用のキャリーバッグに入れて車に入れ仕事に出る。


夜、仕事が終わって車へ戻る。


ドキドキしながらドアを開けるとニャオと鳴き声がしたので安心する。


家に戻るまでニャオと元気よく鳴いているので良くなったのかと


思っていたがそうでもない。


家に入ってすぐに水を飲むがそのあと牛乳も餌も見向きもしない。


マグロを湯がいたものを持ってきたがいらないという。


シロップの薬を1CC飲ませてからずっと抱いている。


病院では熱があるようだと言っていたのになんだか体が冷えている。


下へ降りたがったので下ろすと居間を出て階段を上って二階に行き


ベッドの毛布の上に横になって眠り始めた。


そのまま朝まで私と一緒に寝るが朝、自分の力で降りないので抱っこして下へ下ろす。


やはり牛乳や餌には見向きもしない。


食べるのを拒否しているかのようだ。


テーブルの下に潜ったと思ったらおしっこをしている。


昨日と同じ位の量で色も黄色い。


外へ出たがるようすはないので家の中に寝かせ仕事に出る。


昼休憩にトビウオとごはんを煮たものとトビウオを焼いたものを持ってくるが


少し臭いを嗅いで食べたい素振りをする。


小さくちぎって喉の奥に入れてやると食べる。


ごはんの方も入れてやるが2,3粒しか奥には入っていかないようだ。


それでも口から出すことはないのでいくらかは食べた事になる。


夜、仕事を終えて戻り、家のドアを恐る恐るドアを開ける。


もしかして…なんて考えてしまうのだ。


椅子の上で起きている様子に一安心。


洗面所の方について来てニャオと鳴く。


エサの催促かと思って持ってきたほうぼうの身を上げると臭いを嗅いで口に運ぶ。


食べたいのに口の中に何かあって食べられないのか


口に入れてから出したりしている。


小さくちぎって口の中に入れてやると食べる。


無理にでも口に入れてやると食べるだけでもよい。


少し食べたので元気が出たのか玄関に行って開けてくれと待っている。


ニャオニャオ鳴いて私を呼びに来るが今日は出さないでおく。


明日の朝の様子を見てから外へ出そうと思う。


そうしている間にテーブルの下で何かした様子。


臭いがするのでおしっこがしたくて外へ出たかったらしい。


おしっこを拭いていると端の方にいつの物かわからないウンチあり。


黒いが固形の物をしているだけでもいい。


このまま元気になってくれればいいが・・・






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る